相続のはなし~戸籍の記録が間違っている?~

掲載日:2018.08.16


相続手続を行う際に必要になる戸籍ですが、実は、まれに戸籍に記載された記録が間違っていることがあります。

昔は手書でしたので、どうしても書き間違いというものがありますし、コンピュータ管理になった今でも入力ミスがあるかと思います。
軽微な間違いであればそのまま利用することが可能な場合もありますが、やはり、原則としては間違っているものは訂正する必要があります。

もし戸籍の間違いを見つけた場合、まずは取得した市町村役場に相談し、それが間違いなのかどうか確認してもらいしょう。
そして、必要であれば「戸籍の訂正」という戸籍を正しい記録に書き換える作業をしてもらいます。
この作業は、訂正の内容にもよりますが、ある程度の日数(最低でも1週間程度)は覚悟した方がよいでしょう。
訂正後の戸籍は「年月日訂正」というような記録とともに、本来の正しい記録に書き換えられます。
すでに発行された戸籍が手元にある場合は、訂正後の正しい戸籍と交換(差し替え)もしてもらうこともできますので、お願いしてみるとよいでしょう。

戸籍は個人を特定する大切な記録ですので、できれば正しい戸籍の記録にしておきたいですよね!

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ