家の名義変更のはなし~登記簿上の面積と実測面積が違う?~

掲載日:2021.06.13

登記簿には、土地の面積(地積)が記録されています。
土地取引においては、この登記簿上の面積を基にすることが一般的ですが、実は、必ずしも正確な面積ではなく、境界杭(境界標)がない場合など、土地を測量することがあるのですが、その結果、登記簿上の面積と測量した面積が異なることがあります。

なぜこのようなことが起こるのかというと、土地には境界杭(境界標)という目印があるのですが、地震などにより、長い時間を掛けて、少しずつこの目印の位置がずれることがあるのです。
それほど珍しいことではないのですが、以前測量した時から時間が経っていると、実測面積と登記上の面積との差が生じる可能性も高くなります。
土地取引においては、このようなことも考慮して、測量を行うのかどうかも含めて契約をするということになります。
不動産の仲介業者さんに依頼する場合、この辺り詳しく説明してくれるとは思いますが、個人間で売買する場合などは気を付ける必要がありますね。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ