相続トラブル①～初めまして私が相続人です。～

掲載日：2015.05.20

さて、これまでに出題した法律クイズで、誰が相続人になるのかという問題について考えてきました。

実は、法律クイズ②のような相続関係の場合、相続トラブルに発展する可能性があるので、ここでチェックしておきましょう。

例えば、律子さんと小次郎くんが全く交流がない場合を考えてみてください。

相続人が複数いる場合、財産をどのように分けるかについて、必ず相続人全員で話し合いをしなければなりません（遺産分割協議）。

図のような場合、律子さんと小次郎くんで話し合いをすることになります。
しかし、律子さんと小次郎くんが普段から交流がないとすると、「初対面」ということになりますね。
ご 家族であればともかく、初めて会った人と財産の分け方について話し合うのですから、「これが欲しい」「いや、それは譲れない」というように、なかなかスムーズに進まないことが考えられます。

「ちゃんと考えておいて欲しかったな・・・」と思われないように、自分の死後のことについてもう少し積極的に検討してみても良いのではないでしょうか。

自分の相続が原因で自分の大切な人たちが争っている・・・すごく嫌ですよね？