登記のはなし~抵当権とは?~

掲載日:2016.04.05

0f40c38d76f131014d4398f95cc640e1_s住宅ローンを組む場合など、不動産に(根)抵当権を設定することがあります。

これは、万が一ローン返済が滞った時のために、不動産を担保として利用する方法です。

担保とは、簡単にいうと、債務が返済されない場合に、債権者が、不動産(その他担保として提供された財産)から債権を回収することができる、ということです。
そのため、お金を貸す側にとっては、弁済が受けられない万が一の際の保険のような役割を果たします。
逆に、お金を借りる側からすると、万が一の場合には担保に提供した不動産(その他の財産)を失う可能性があるということです。

なお、名前は似ていますが、抵当権と根抵当権では、その効果が異なる部分も少なくありません。
不動産を担保にお金を借りる際は、抵当権と根抵当権どちらを利用するのか確認してみるとよいかもしれません。
疑問があれば、金融機関の担当者もしくは司法書士に説明してもらうとよいでしょう。

個人間でも(根)抵当権を設定することは可能です。個人間で多額の金銭の貸し借りをする際には利用を検討してもよいかもしれませんね。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ