クイズ!相続人を探せ⑨~解答編~

掲載日:2015.07.02

親族関係一覧(第14回)解答編さっそくですが、昨日のクイズの答え合わせをしてみましょう。

前回の兄弟姉妹のテーマと違うのは、太郎さんに異母兄弟の三郎さんがいたことですね。

また、源太郎さんの妻である正子さんの存在も少し悩む部分だったかと思います。

まず、正子さんですが、太郎さんの母ではなく「父の配偶者」という存在であり、いわゆる「姻族」という関係です。
姻族には相続権がありませんので、今回正子さんは太郎さんの相続人ではないということになります。
※姻族についてはクイズ③の解答編にも記載しています。

次に問題になるのは三郎さんですね。

相続の優先順位③の「兄弟姉妹」というのは、異母(異父)兄弟も含まれます。
そのため、今回のような場合、次郎さんだけではなく、三郎さんも太郎さんの相続人になります。

ということで、正解は【3】次郎さん・三郎さんが相続人、でした!

ヒントにも記載したとおり、今回は血のつながりを考えると正解できましたね。

ちなみに、自分と同じ両親から生まれた兄弟を「全血の兄弟」といい、片親が異なる兄弟を「半血の兄弟」といいます。
そして、半血の兄弟は、全血の兄弟の半分の相続分しかないので、今回ですと、次郎さん3分の2、三郎さん3分の1の割合で相続することになります。
さすがにここまで覚えるのは大変なので、わからないときや不安なときはお近くの司法書士に聞いていただければ確実でしょう。

しかし、いつも思うのですが、「半血の兄弟」って想像すると面白くなっちゃいませんか?私だけですかね・・・

では今回はここまで。次回もお楽しみに!