家の名義変更のはなし~売買契約をした日に名義を変更しない?~

掲載日:2018.07.19

不動産の売買契約を締結した場合、すぐに名義変更するものだと思いますよね。

ただ、実際の不動産の取引においては「売買代金全額の支払いを条件に所有権を移転させますよ」という条件付の契約になっていることが多いのです。
買主さんは売買契約の際には売主さんに手付だけを交付して、その後銀行の融資の手続を行ったり、必要書類を集めるなど売買に向けた準備をします。
そして、準備ができれば売買代金を支払い、売主さんがそれを受け取ったこと(所有権が移転したこと)を確認してから名義変更をするという流れになります。

不動産の取引においては、売買契約を締結しただけでは売買は完結せず、売買代金の授受が終わるまで名義変更(所有権移転登記)も行わない、ということが多いのです。
売買契約をする日と名義変更を行う日はタイミングがずれることがあるということですね。
不動産の取引は独特の慣習があるので、わからないことがある場合は仲介業者さんもしくは司法書士に確認してみるとよいでしょう!

では、また次回お楽しみに!