登記のはなし~古い権利証はどうする?~

掲載日:2017.01.27

登記済証名義変更をすると、新しい名義人に対して不動産の権利証(登記識別情報)が、発行されます。

この時点で、以前の名義人の権利証は効力を失います。この古い権利証のことを「空の権利証」と言ったりもします。

しかし、古い権利証も没収されるわけではないので、手元に残っている状態です。
古い権利証を残しておくと、有効なものか失効しているのかわからなくなることもありますので、一定期間保管した後処分することをお勧めいたします。

特に、相続の場合は、相続人さんが新しいものと古いもの両方の権利証を所有していることがあり、かなり以前の権利証から大事に保管されていることも少なくありません。
ただ、たくさんの権利証があると、一体どの権利証がいつの権利証なのか不明になってしまい、混乱を招く可能性がありますので、注意が必要です。
当事務所にお持ちいただければ、必要なものとそうでないものは判断できますので、ご相談ください。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ