成年後見のはなし~後見制度支援信託とは~

掲載日:2016.05.30

8aeffd4ccc9a8f226ddf9a36946591c9_s後見制度支援信託・・・むずかしい名前ですね。

後見制度支援信託とは、後見を利用している場合に、ご本人の預貯金を、日常生活に必要な額を除いて信託銀行等に預け入れる制度です。
この制度を利用した場合、預け入れた財産は、元本保証及び預金保険の対象となるため、預貯金を安全に管理することができます。
預け入れる金額は1000万円~となっている金融機関さんが多いので、ご本人が多額の預貯金を保有している場合に利用することを想定しています。

また、利用する際は、信託銀行等と信託契約を締結するのですが、この契約は原則として専門職後見人(司法書士、弁護士等)が行うこととなっております。
現在ご家族が後見人になっていても、追加で後見人を選任するなどの方法により、専門職を関与させる方法を採っているようです。

ご興味がある方は、下記をご覧いただけると詳しい説明が記載されております。

後見制度において利用する信託の概要」(家庭裁判所)

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ