登記のはなし~不動産の価格は一つではない?~

掲載日:2016.03.11

bead0bd10d6e3f527ee8ed13a5979ffa_m登記をする際には、登録免許税という税金が必要になります。

この登録免許税は、多くの場合、不動産の価格を基準に登録免許税の税額が決まります。
※例えば、相続による名義変更の場合、不動産価格の1,000分の4が登録免許税の額

登記手続にかかわる不動産の価格とは、「固定資産税評価額」のことで、不動産所在地の市町村が管理しています。
これは路線価や市場価格とは別物です。

固定資産税評価額は、登記上の名義人に対し、毎年4月頃に納税通知書とともに送付により通知されます。
※札幌市の場合

また、司法書士であっても勝手に固定資産税評価額を調べることはできませんので、費用を計算する場合に「納税通知書をお持ちですか?」とお訊ねすることがあります。
なお、万が一納税通知書を紛失してしまった場合でも、市町村に課税明細書や名寄帳というものを請求することで確認することができます。「納税通知書がない」という方もご安心を!

では、また次回お楽しみに!