マニアック法律知識～ＮＰＯ法人とは？～

掲載日：2016.02.25

ＮＰＯとは、「Ｎｏｎ　Ｐｒｏｆｉｔ　Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ」の略称で、英語の意味からすると「利益を追求しない団体」ということになります。
代表的なところで言うと、ボランティア活動などの社会貢献を目的とするような団体がこのＮＰＯに該当しますね。

ただ、日本においては、実際に存在する団体であっても「法人」でなければ契約などの法律行為を行えないので、ただの団体（人の集まり）では活動が制限されてしまいます。

そこで、平成１０年に「特定非営利活動促進法」が成立し、この法律によって、ＮＰＯでも法人格を取得できるようになったのです。
法人格を取得したＮＰＯをＮＰＯ法人と言っていますが、実は、法律上は「特定非営利活動法人」といい、ＮＰＯ法人という呼び名は通称のようなものです。
「特定非営利活動法人」と「ＮＰＯ法人」は、同じものを指しているということですね。

また、「特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）は、政令で定めるところにより、登記しなければならない（特定非営利法人促進法第７条）」とされていますので、ＮＰＯを法人にしたい、という場合には登記手続が必要です。

ＮＰＯの法人化に興味がある方はお近くの司法書士にご相談ください！

また、内閣府ＮＰＯホームページがございますので、よろしければご覧ください。