会社の登記のはなし~重任とは?登記記録の読み方~

掲載日:2021.09.21

会社の登記簿(登記事項証明書)を見てみると、取締役など役員のところに、「年月日就任」の他に「年月日重任」と記載されていることがあります。
なかなか聞き慣れないかと思いますが、「重任」とは、前任者が続けて役員に就任することを言います。

例えば、役員は株主総会で選任されますが、任期満了になる取締役が取締役として改めて選任(再選)された場合、任期満了により退任後、新たに就任とはならず、任期満了日をもって「年月日重任」となります。
厳密には、任期満了により退任し、新たに就任しているのですが、時間的に隙間がない状態なので、これを重任と言って区別しています。
役員を続ける方でも、同じ役職を継続している場合に限りますので、例えば、取締役が監査役になった場合は、「取締役としては年月日退任」、「監査役として年月日就任」となります。
これと異なるのが、取締役が代表取締役になった場合で、この際は「取締役としては重任」、「代表取締役としては就任」となります。

会社の登記は細かいルールがあるため、司法書士でも頭を悩ませることが少なくありません。
もしご自身で登記をしようと思っている方は、十分に確認した上で手続していただくことをお勧めいたします。
わからないことがあれば、ぜひ司法書士に相談してみてください。

では、また次回お楽しみ!

司法書士たつみ